鎚起すずがみ

鎚起技法を用いてすずがみを器の形にしました。鎚起とは、金属板を金鎚で打ち起こしながら器を作り上げていく鍛金技法です。「すずがみで深さを出したい」「液体を入れたい」などといった、お客様のご要望を形にしました。金鎚で丹念に叩き、絞りながら打ち起こし、立体の形に整えたことにより器の形を保ちます。寺院用のおりん製造技術で培った鎚起技法が、すずがみの形づくりに活かされている商品です。繭状に丸めた後は広げると形状記憶のように元のボウル状に戻ります。